夢まちデザイン 最優秀賞
ビオトープがいっぱい!
シロナガスクジランド
福海 博日
(5年生)
未就学児部門 最優秀賞
すきなものがいっぱいのまち
池澤 朔
(5歳)
ゴールド賞<高学年部門>
宇宙に近い町
西村 悠良
(5年生)
ゴールド賞<中学年部門>
米HAPPY TOWNへようこそ!
俣野 莉央
(4年生)
ゴールド賞<低学年部門>
ピアノをあけると世界とつながる
ゆめのまち
藤巻 柚花
(2年生)
シルバー賞<高学年部門>
よみガエルまち
永井 秀弥
(6年生)
シルバー賞<中学年部門>
夢のやさい王国
田中 優羽
(3年生)
シルバー賞<低学年部門>
どうぶついっぱいゆめの町
竹尻 來叶
(2年生)
審査員特別賞<高学年部門>
終わらない夏休み
三好 蒼真
(5年生)
審査員特別賞<高学年部門>
水の中の街
萩原 えま
(6年生)
審査員特別賞<中学年部門>
海の仲間たちと楽しく暮らせる街
永薮 花帆
(3年生)
審査員特別賞<中学年部門>
キャットタワーシティ
西田 琴音
(4年生)
審査員特別賞<低学年部門>
にんげんとロボットのくらし
田代 ゆら
(1年生)
審査員特別賞<低学年部門>
ドームの温泉は笑顔がいっぱい
岡本 蒼生
(2年生)
大阪広域生コンクリート
協同組合賞
Sustainable World
大嶋 潤之
(6年生)
大阪広域生コンクリート
協同組合賞
レストランの奥の王国
瀬古 みお
(5年生)
毎日新聞社賞
レインボータウン
大野 希恵
(1年生)
毎日新聞社賞
動物も人間もみんな楽しく
暮らせるまち
上本 京香
(1年生)
大阪府知事賞
あれ? 大阪のまちが
おかしになっちゃった
中山 愛結
(3年生)
大阪市長賞
ドリーム・ワールド
佐藤 心音
(5年生)
大阪市長賞
みんなで取り組んだ
SDGsの世界
森本 望咲
(5年生)
夢のまちってこんなまち
絵画コンクール 2024
作品講評
夢まちデザインシルバー賞・
低学年部門
「どうぶついっぱいゆめの町」
竹尻來叶さん(2年生)
[講評]すごくインパクトがあって、イルカやシャチ、カバたちがとても丁寧に楽しそうに描かれています。大きな地球をギュッと大事そうに抱えている子の姿から、この星を大切にしたいという気持ちが伝わってきます。)
(毎日新聞社 営業本部 兼 教育事業室
部長 山谷 史)
夢まちデザインシルバー賞・
中学年部門
「夢のやさい王国」
田中優羽さん(3年生)
[講評]野菜を主人公に、乗り物やビルの小さな窓1個まで細かく丁寧に根気よく描かれていて感心しました。そして何よりもカラフルで、野菜以上に素晴らしい色彩とタッチで、夢のまちが素直に表現されています。
(毎日新聞社 営業本部 兼 教育事業室
部長 山谷 史)
夢まちデザインシルバー賞・
高学年部門
「よみガエルまち」
永井秀弥さん(6年生)
[講評]カエルは水でも地上でも生きられる、多様性の象徴のような生き物です。そのカエルが地球をお腹の中に入れ、きれいに浄化して戻してくれる。そういうメッセージを、卓越した技術と色彩感覚で表現してくれました。
(毎日新聞社 営業本部 兼 教育事業室
部長 山谷 史)
夢まちデザインゴールド賞・
低学年部門
「ピアノをあけると世界とつながるゆめのまち」
藤巻柚花さん(2年生)
[講評]ピアノを使った構図に、まず驚かされました。こういう発想ができるのは非常に素晴らしいと思います。そして、明るい色合いにも惹かれます。夢があって、とても細かく描かれている作品です。
(大阪広域生コンクリート協同組合
理事長 木村貴洋)
夢まちデザインゴールド賞・
中学年部門
「米(こめ)HAPPY TOWNへようこそ!」
俣野莉央さん(4年生)
[講評]米がほほえんでいて、米の花が咲いている。最初にこの絵を見て、令和の米騒動を連想し、世相をよく見ているんだなとびっくりしました。やはりこういう食の豊かなまちが必要だと感じさせられました。
(大阪広域生コンクリート協同組合
理事長 木村貴洋)
夢まちデザインゴールド賞・
高学年部門
「宇宙に近い町」
西村悠良さん(5年生)
[講評]非常にしっかりした構図で、細かく丁寧に描かれています。風力発電などもあって、今の時代を見て、これからのエネルギー問題についてもよく考えられている作品で、とても感心させられました。
(大阪広域生コンクリート協同組合
理事長 木村貴洋)
夢まちデザイン最優秀賞
「ビオトープがいっぱい! シロナガスクジランド」
福海博日さん(5年生)
[講評]クジラの口の中に、建物、山、木、生き物が共存しています。クジラの外は宇宙も感じさせ、地球と宇宙が共存する大切さも表現されています。素晴らしいアイデアで、見る人に訴える力があり、この絵は私も描けないかなと思います。
(画家・作家
あきやまかぜさぶろう)
夢のまちってこんなまち
絵画コンクール 2024
主催者あいさつ
大阪広域生コンクリート協同組合
理事長 木村貴洋
本日は、受賞された皆さんにご出席いただいての表彰式でございます。ありがとうございます。
大阪広域生コンクリート協同組合は1994年に設立され、満30年を迎えます。この絵画コンクールは当初、「大阪の街を描こう」というテーマで、昨年まで17回開催してきました。2024年から「夢のまち」へタイトルを一新し、再出発しました。今回は合計1,572点の応募があり、素晴らしい作品が多く、選ぶのに非常に苦慮しました。その中から見事に受賞されたみなさん、本当におめでとうございます。
大阪広域生コンクリート協同組合は大阪・兵庫で144社、162工場あり、建築用の生コンクリートを製造・販売しております。そういう会社がなぜこういう取り組みをしているかと言いますと、昨今、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが盛んですが、私どもは社会貢献を実施するのに、やはり国の宝であるお子様方に役立つことがしたいと考え、関西在住のお子さんの情操教育の一環として行っております。絵画という情操教育には非常に深い意味がございます。テーマを与えられたお子さんが、そのテーマについて絵を描くのはなかなかむずかしいことです。テーマに対して発想をするには、漢字や算数の勉強とはまた違う脳が使われます。簡単に描かれたお子さんも、非常に時間をかけて描かれたお子さんもおられますが、そこで養われた発想力はお子さんの将来にいろんな意味で大いに役立つと思います。
また、今日、会場にはお母さん、おばあちゃんのほかに、お父さん、おじいちゃんも多くいらっしゃいます。ぜひお父様方も受賞作品をご覧になって、「ここがよかったな」と具体的にお子様に伝えられたら、ご家庭の会話もますます豊かになると思います。今日一日、表彰式を楽しんでください。
特別審査員総評 画家・作家
あきやまかぜさぶろう
受賞をなさった方、お子さん、お父さん、お母さん、ご家族の方、おめでとうございました。
私はこれまで九州から北海道まで100カ所以上で、子どもたちと一緒に絵を描いてきました。これまで教えた子どもたちの数は、述べ1万人は超えています。大阪にも来ていますが、大阪の子どもたちはいつも走って会場に入ってきます。大阪、関西のお子さんはやっぱり元気が違いますね。そして、今日の作品を見ても、色が明るいんですね。その明るさはやっぱり普段の生活の中から明るい気持ちがあふれてくるのだと思います。
「夢のまち」はどんなまちか、考えることは、結構むずかしかったと思いますが、うまく表現されていて、緻密なアイデアがあふれています。今回21点の作品を選んだのですが、その差はほとんどありませんでした。こちらにしようか、あちらにしようかとみんなで迷うほど、実力差のない良い作品がそろいました。
絵は何の役に立つだろう、と言われます。小学校から中学、高校、大学へ進むときに、絵はちょっと主流から外れます。大学を受けるときも数学などの試験が評価されますが、それは大学までですね。社会に入って因数分解ができたかという話は一切ないですから。社会に出ると、今月の売上はどうするか、何か新しい製品を作ろうか、1年後10年後のプランを立てようか、というのが大事になります。そのとき、絵を描く力が役に立ちます。今回の作品も、皆さん、右脳を使って描いたと思います。この経験は卒業後、必ず生きてきます。何か新しいものを考えるときに絵をやっていてよかったなと思ってもらえると思います。
お子さんの情操教育に役立つような企画を立てていただいた大阪広域生コンクリート協同組合様、毎日新聞社様、大阪府、大阪市の方々にお礼を申し上げます。
毎日新聞社 営業本部兼教育事業室
部長 山谷 史
受賞された皆様、そしてご家族の皆様、改めまして本当におめでとうございます。そして、素晴らしい作品をご提供いただき、ありがとうございました。選考会から関わらせていただいて、本当に素晴らしい作品ばかりで、受賞者の皆さんとお会いできることを楽しみにしておりました。
より良い社会というのはきっと誰もが楽しく、公平で安心に暮らせる、過ごせる世の中のことだとは思いますが、では「誰もが」とは何を指すかというと、私たち日本人だけじゃなく、世界中の人たち、そして動物、植物、自然も含まれます。そういうすべてが共生できる世の中が、きっと素晴らしい世の中だと思います。今日はそんな夢のまちを、それぞれの感性、思い、アイデアで、見事な色彩感覚とタッチを使って表現してくれたと思います。いずれも皆さんの夢がぎゅっと詰まった素晴らしい作品ばかりでした。改めまして、作品を描いていただいたお子さんたち、そしてそれをサポートされたご家族の皆様には、この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。
来年、いよいよ大阪・関西万博が開催されます。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、きっと会場には「こんなまちがあったらいいな」という未来のアイデアがたくさん展示されると思います。もし機会がございましたらぜひ会場で、いろいろなことに触れて感性を豊かにして、これからも素晴らしい絵と夢を描いてくれることを願っております。
最後になりますが、私ども毎日新聞社は、大阪広域生コンクリート協同組合様主催のコンクールの趣旨に賛同しまして、そしてその意義や皆さんの素晴らしい絵を一人でも多くの方にもっと知ってほしいという思いで、今回から主催としてご一緒させていただくことになりました。このような素晴らしい機会をいただき、改めて木村理事長、井上委員長、そして運営にあたられました企画委員の皆様、あきやま先生、ご関係の各委員に壇上からではございますが、御礼申し上げます。
本日は「夢のまちってこんなまち」絵画コンクール2024の表彰式に、長時間お付き合いいただきましてありがとうございました。